すねる

綱渡りの人生


 
「どうせ、わたしゃ綱渡りの人生さ。」
「さて、どうしよう。この先は足がかりが無いぞ」
て、足無いじゃないですか。

お邪魔石


 
 「今日は、な~にして遊ぼうかな。天気がいいから、どこかに行きたいな。誰か僕を何処かに連れてってくれないかな」

 「誰かが何か言ってるようだけど、誰だろう」
 「私にも聞こえた」

 「ここですよ。ここ」

 「君は?石でしょ」

 「はい、石です。意思を持った石です。なんちゃって」

 「面白い事言う石だね」

 「それより、僕をどこかに連れてってよ。自分では動けないんだ」

 「連れてってやりたいけど、今日はだめ。だって、ほらデートの最中なんだから、石になんかかまってられないんだ。ごめんね」

 「そうね、そうね。僕よりもデートの方が大事だよね。僕は邪魔だよね。シュン」

 「そんなにすねないでくれよ。今度一人の時には何処かに連れてってやるからさ」

 「はいはい、期待しないで待ってますよ」

 「まだすねてら」